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【LAO起業講座 人事編⑳】 人事労務のアウトソーシングについて (榊 裕葵/社労士)

   

この連載の人事編もいよいよ最終回です。

今回は人事労務のアウトソーシングについて話を致します。

人事労務のアウトソーシングとは

スタートアップの会社では、社長自身や社員の社会保険の手続き、給与計算といった人事労務に関する業務を社長自身が行っていることが多いと思います。

バックオフィスの仕事を任せるために人を雇うというのは人件費のコスト負担も大変ですし、また、経験者でなければ仕事を教えることも大変なものです。

かといって、社長も経営や営業、技術といったコア業務で忙しいのが通常ですので、大きなコストをかけずに、何とかバックオフィス業務を手離れさせたいと感じるのは自然なながれなのではないでしょうか。

そんなとき、選択肢として挙がってくるのが人事労務に関する業務を社外の専門家にアウトソーシングするということです。

社会保険労務士とは

そこで、そのようなアウトソーシングのニーズに対する受け皿が必要になってくるわけですが、これが社会保険労務士です。

社会保険労務士は、人事労務の専門家として、社員の方の社会保険や雇用保険への加入、毎月の給与計算、会社として年に1回必要な算定基礎届や年度更新といった手続など、人事労務に関するバックオフィス全般を代行します。

会社の規模にもよりますが、社員数名のスタートアップであれば、顧問料は対応する業務の幅にもよりますが、数万円の範囲に収まるイメージではないかと思います。

社内の要員として人を雇うと福利厚生費を合わせるとフルタイムの場合20万円くらいの人件費にはなりますから、それと比べても人事労務をアウトソーシングするというのは、スタートアップにとって合理的な考え方だということができるでしょう。

さらなるメリット

社会保険労務士と顧問契約を結ぶことのメリットは、単にアウトソーシングによる工数の削減だけではありません。

採用をどのように進めるかとか、協調性のない従業員に対しどのように対応するかとか、自社で使える助成金がないかとか、様々なアドバイスを受けたり、相談相手として活用することも可能です。

もちろん、労働法で分からないことがあれば、労働基準監督署や労働局などに確認をすれば知識としての答えは得ることができます。

しかしながら、その会社の立場に立って、その会社を発展させるためにどうすれば良いのか、という観点でアドバイスができるのが社会保険労務士の強みだと思います。

「餅は餅屋」ではありませんが、バックオフィスは専門家に任せて、経営者は本業に集中するというのが、合理的かつ理想的な姿なのではないでしょうか。

是非、社会保険労務士を活用してみてください。

 

 

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